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アニメ「アイドルマスター シャイニーカラーズ」第1章初日舞台挨拶レポート

2024年春からのテレビ放送に先駆けて、10月27日(金)からアニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、『シャニアニ』)の先行上映が全国の劇場でスタート。第1章~第3章に分けて、各章3週間ずつ上映されていきます。
第1章の公開初日となる10月27日(金)には、新宿ピカデリーで、「『アイドルマスター シャイニーカラーズ』第1章初日舞台挨拶」が開催。関根瞳さん(櫻木真乃役)、礒部花凜さん(月岡恋鐘役)、河野ひよりさん(小宮果穂役)、黒木ほの香さん(大崎甘奈役)、高山祐介さん(「シャイニーカラーズ」プロデューサー)、池田ななこさん(アニメ「アイドルマスター シャイニーカラーズ」プロデューサー)が、ついにアニメの公開初日を迎えた「シャイニーカラーズ」への熱い思いや見どころを語りました。このレポートでは、本編上映後に実施された1回目の舞台挨拶の模様を紹介します。(以下、敬称略)

▲上段左から、高山さん、池田さん、河野さん、関根さん、礒部さん、黒木さん
 下段着ぐるみデビ太郎

※このレポートは、本編のネタバレを含みます。※

メインキャスト4人とプロデューサー2人の舞台挨拶

満員の客席からの拍手を受けながら、MCを務める高山プロデューサーと池田プロデューサーがスクリーン前に登場。簡単な自己紹介と挨拶の後、キャストの関根さん、礒部さん、河野さん、黒木さんも呼び込みます。登壇した4人も自己紹介と挨拶を終えると、早速トークパートが始まりました。

まずは、高山プロデューサーからの質問を受けて、関根さんが、第11章の上映初日を迎えた今の心境を語りました。

関根「私は『シャニマス』の真乃が初めてオーディションで受かった役でした。真乃に出会って、ゲームを収録したり、歌を歌ったり、ラジオを収録したり、ライブ活動もしたりして、さらにアニメにもなったことが本当に嬉しいです。プロデューサーさんのおかげで、こんなにも大きな翼になれたので、本当に『ありがとうございます!』という気持ちです」

本当に幸せな気持ちが伝わってくるような関根さんのコメントの後、次に高山プロデューサーが質問したのは、テレビアニメを劇場で楽しめるこの先行上映ならではの見どころについて。河野さんは、「顔の表情などがすごく細かく描かれているので、大きな画面で観ると、(キャラクターと)同じ空間にいる感じが味わえます」と回答。黒木さんは、「音響設備が良いので、アイドルの足音やダンスをするときの『キュッキュ』という音などのSEもさらにクリアに聴こえると思います」と答えました。

第1章でのお気に入りポイントは?

その後は、物語の内容にも触れながら、第1章(第1話~第4話)のお気に入りのポイントを語っていきます。

礒部「(演じる恋鐘が所属するユニット)アンティーカの中では、MVの監督がみんなのお気に入りです(笑)。(客席から大きな拍手と笑い声)それに、MVの撮影シーンはアンティーカならではの世界観があって。すごく迫力もあるのですが、それを映画館の環境で体感してもらえることはありがたいなと思います」

MVの監督は、脇役ながらも印象深いキャラクターで、高山プロデューサーが「監督が高めの椅子から降りるとき、こういう(つまづくような)動きをするんです。そこがなんか可愛いいし、あの細かいこだわりは何だろうって思いました(笑)」と語ると、客席からも同意の拍手が起こりました。

黒木「夜に大崎家で甘奈が悩んでいるシーンがあって。(姉の)甜花ちゃんが近くに座ってくれるんですけど。そのとき、少しずつ寄ってきてくれる動きがすごく甜花ちゃんぽくって可愛いんです。ここまで甜花ちゃんを可愛く表現してくださっていることが嬉しくてウキウキしました」

アイドルたちの動きに対するこだわりについては、池田プロデューサーが制作サイドの目線からも語ってくれました。

池田「アイドルたちのダンスシーンは、16人分それぞれモーションキャプチャーをしているのですが、その収録でも制作メンバーはすごくこだわっていて。例えば、(同じユニットの)果穂と(杜野)凛世では、手の伸ばし方が違っていたり。一人一人、そのアイドルらしい動きになるように、本当に細かくディレクションをしながら収録されています」

池田プロデューサーの発言に、果穂を演じている河野さんも反応。

河野「本当にすごいです!アフレコで、果穂ちゃんたちのライブシーンの映像を初めて観たときに、あの果穂ちゃんの振りに、すごく説得力を感じて、『すごい!果穂ちゃんだ!』と思いました。本当にすべての動きが演出の一つになっていて、どの動きにも理由があることは、スタッフさんの愛以外の何ものでもないなと思います」

16人のアイドルの中で、唯一、プロデューサーにスカウトされるシーンが作中で描かれた真乃は、そのきっかけとなる鼻歌も非常にこだわって収録されたそうです。

関根「どういう風に録るのか、スタッフさんとすごく相談して。まだアイドルじゃないけれど、(プロデューサーが)この子をスカウトしたいと思うようなアイドル性を感じられるように、本当にこだわって録りました。真乃としてではありますが、自分の鼻歌が映画館で流れるのもすごい体験だなと思います(笑)。あと、(同じユニットの風野)灯織と(八宮)めぐるとの距離感がどうなっていくのかも、お話の中に散りばめられているので、これからも注目してみてください」

フォトセッションでは、スペシャルゲストが登場!

トークパートの後に行われた、メディア向けのフォトセッションでは、スペシャルゲストとして、大崎甜花が大好きなマスコットキャラクター「デビ太郎」の着ぐるみが登場。狭いドアと階段を通ってステージに近付こうとする姿はいじらしく、会場からは応援の手拍子も起こりました。

フォトセッションの後は、告知コーナー。11月13日(月)に、この日と同じ新宿ピカデリーで、高山プロデューサーと池田プロデューサーが出演するスタッフトークを実施。デビ太郎の撮影会も実施されるそうです。さらに、各章の2週目からは応援上映が開催されることも発表されました。

その後、入場特典などを紹介し、告知コーナーは終了。最後は、登壇者からの挨拶で締めくくられました。

高山「ここまでキャストの皆さん、スタッフの皆さんが一丸となって、この日を迎えるために邁進して参りました。それがプロデューサーの皆さまにこうやって届き、さらに楽しんでいただけたなら、本当に嬉しいです。これからも、2章、3章と駆け抜けて参りますので、ぜひぜひ最後まで完走いただければと思っています。本日は、ありがとうございました」

池田「プロデューサーの皆さん、本日は誠にありがとうございました。私は、アニメのプロデューサーを務めさせて頂いているんですけど、こうやって初日を迎えられて本当に良かったなと思っております。これから2章、3章と続いていきますので、皆さん、引き続きよろしくお願いいたします」

黒木「『シャニアニ』、アイドルたちがとっても可愛くて、眩しい瞬間が詰まっています。入場者特典もいっぱいあるみたいなので、ぜひ何度でも劇場に足を運んで、『シャニアニ』を堪能して欲しいなと思います。今日は、本当にありがとうございました」

河野「パンフレットにもコメントで書かせていただいたことではあるんですけど。初めて果穂ちゃんに会ったときは、A4サイズの紙の中だったんです。それが今は、こんなにも大きな画面の中に果穂ちゃんがいることがまだ信じられない気持ちです。こうして、ここに立って、プロデューサーさんのお顔を見ていると、本当に私が果穂ちゃんを務めさせてもらってきたことを改めて実感するし、それを支えてくれたのは、プロデューサーさんたちと、メンバーのみんなだったことも感じました。これからも、たくさんの人に『シャニアニ』が届いて欲しいと思っています。今日は本当にありがとうございました」

礒部「プロデューサーさん、今日は本当にありがとうございます。『アイドルマスター』の長い歴史を見ていると、いつかはこんな日が来たら良いなという願いが心のどこかにはあったんです。でも、6年目にして本当にアニメになって、全国のたくさんのプロデューサーさんと、こんな瞬間を味わえるなんて。願っていたことだけど、まだ夢みたいです。本当に夢が一つ叶いました。私たち(キャスト)の思いも込められていますし、スタッフさんたちもすごく愛情を込めて作ってくださったことが伝わる作品になっているので、ここから何度でも楽しんでいただけたらなと思っています」

関根「アニメになるということを私たちも本当に楽しみにしていましたが、まさか映画館で観られるなんて思っていませんでした。初日に来てくださったプロデューサーの皆さんを見ていると、本当に楽しみに待っていてくださったんだなと実感できて、さらに嬉しいです。きっと、真乃も喜んでいるんじゃないかなと思います。映画館で上映されることで、今まで『シャニマス』に触れたことのない方のところにも届くのかなとか想像すると、ワクワクが止まりません。それに、こうやって皆さんとお会いできたりしたことで、もっともっと真乃と向き合っていきたいなと思いました。これから、2章、3章と続いて行きますので、これからもよろしくお願いします。本日はありがとうございました」

鳴り止まない大きな拍手の中、登壇者は退場。多くのプロデューサー(ファン)に見守られたアニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』第1章舞台挨拶の第1回目が終了しました。