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アニメ「アイドルマスター シャイニーカラーズ」第3章公開記念舞台挨拶レポート

テレビ放送に先駆けて、2023年10月から全国の劇場でアニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(以下、シャニアニ)の先行上映がスタートしている。全12話を4話ずつ、全3章に分けて上映してきましたが、2024年1月5日(金)からは、ついに最終章となる第3章の上映が始まりました。
上映開始翌日の1月6日(土)には、新宿ピカデリーにて「第3章公開記念舞台挨拶」も開催。関根 瞳さん(櫻木真乃役)、近藤玲奈さん(風野灯織役)、八巻アンナさん(白瀬咲耶役)、涼本あきほさん(有栖川夏葉役)、芝崎典子さん(桑山千雪役)、夏目響平さん(プロデューサー役)の出演キャスト6名、高山祐介さん(「シャイニーカラーズ」プロデューサー)、池田ななこさん(アニメ「アイドルマスター シャイニーカラーズ」プロデューサー)のスタッフ2名が、クライマックスを迎える『シャニアニ』の見どころを語りました。このレポートでは、全3回行われた舞台挨拶の中から3回目の舞台挨拶の模様を紹介していきます。

アニメには、ゲームとはまた違った良さもある

本編上映前に実施された3回目の舞台挨拶。開演時間になり、最初にスクリーン前に登場したのは、司会進行役を務める高山プロデューサーと池田プロデューサー。続いて、6名のキャストが登場し、一言ずつ挨拶を終えた後は、高山プロデューサーからの質問に答える形でのトークコーナーが始まりました。まずは、関根さんが第3章の上映が始まった今の心境を語ります。

関根「こういう風に集まってくださったプロデューサー(ファン)の皆さんは、きっと第1章、第2章も観て下さっていると思うので、早く第3章を観てもらいたい気持ちでいっぱいです。ゲームだと1人で収録することが多いんですけど、アニメではユニット単位などで一緒に収録ができました。それに、イルミネ(イルミネーションスターズ)は、プロデューサーさん役の夏目さんと一緒に録るシーンも多かったので、本当にみんなで作っていく感じがあって、すごく嬉しかったです。(中略)アニメにはゲームとはまた違った良さもあるのかなとも感じていて。アイドル一人一人の気持ちが、さらに繊細に描かれているし、細かく言葉にはしていないところも、ちょっとした表情や目線の変化とかから『こう思ってるのかな?』と想像できるので、一瞬一瞬を逃さず観ていただきたいです。『瞬きをしないで』という言葉がありますけれど、本当にそういう気持ち。とにかく、早く観ていただいて、一緒にお喋りしたいです(笑)」

近藤さん、芝崎さん、夏目さんは、これから第3章を観るプロデューサーに向けてのメッセージを語りました。

近藤「すごいよ(笑)。って、上手く言葉にはできないんですけど。第1章、第2章といろいろなことが起こり過ぎて記憶が無いんです。第3章も観たのですが、やっぱり、いろいろなことが起こり過ぎて記憶がありません。今回が今日3回目の舞台挨拶ですが、(それでも)語り尽くせないくらい、本当にどのシーンにも見どころがあります。ひとみん(関根さん)が言っていたように、瞬きはせず、目をガン開きで観て、今日はドライアイになって帰ってください(笑)」

芝崎「(アニメ化は)私たちも本当に嬉しくて、その気持ちを込めてお芝居に向き合いました。それぞれが概念を作り上げていくし、物理的にも作るものがあるんです。そうやって作り上げて、最後に……『わー!』ってなるんですよ(笑)。それをぜひ観ていただきたいです。きっと、近くの薬局は目薬が枯れちゃう(売り切れちゃう)んじゃないかなと思います。あ、でもプロデューサーが縦に並べば、(涙で水分を)自給自足できるし、それがベストかもしれないですね(笑)。帰りには、知らないプロデューサーを捕まえて、それぞれの感動ポイントをぜひ語り合っていただけたらと思います」

夏目「第2章は、プロデューサーが真乃に『16人のセンターを任せたいと思ってる』と言ったところで終わっているので、皆さん、第3章が気になっているんじゃないかなと思います。真乃がどんな決断をして、どんな時を過ごして1stライブを迎えるのかを注目していただきたいなと思います。要チェックです!」

フォトセッションではスペシャルゲストも登場!

続いての高山プロデューサーからの質問は、「第3章のネタバレをしないで、ここを観てというポイントを教えてください」という内容。八巻さんと涼本さんに答えていただきました。

八巻「難しいですね~(笑)。でも、やっぱりライブシーンはあると思うんですよ。そこで、もしかしたら……もしかしたらですよ。第1章、第2章では登場してなかった曲が聴けるかもしれない……という予感もします。それに、個人的には、咲耶がどんな風にお辞儀をしているかに注目していただきたいです。私、ライブで挨拶するとき、2パターンあるんですよ。咲耶のお辞儀が、その2パターンに当てはまっているかどうか、観て頂きたいなと思います」

涼本「『W.I.N.G.』の結果が出て、その後、283プロはどうなっていくんだろうということとか。1話の最初の方は、みんなそれぞれ普通の女の子から始まって、どうなっていくのかとか。いろいろと気になることはあると思うんです。でも、観て欲しいのは、レッスンのときの(事務員の七草)はづきさんが……これ以上は言えません(笑)。きっと、『話していたのは、ここの話だったんだろうな』と分かると思うので、ぜひぜひ楽しみにしていてください。あれは、発売した方が良いって思います(笑)」

トークコーナーの最後は、池田プロデューサーが「ここ観てポイント」を語りました。

池田「ダンスシーンのモーションキャプチャーが一人一人違うことは、第1章、第2章のときもお伝えしてきました。第3章になると、その違いがかなり分かりやすいシーンがたくさん入っています。そこに注目していただくと、今まで『たしかに、そうかもな』と思っていたところが、確信に変わるというか。みんなの振りの癖などが、すごく明確に分かるところがありますので、そこに注目していただけると嬉しいなと思います」

トークコーナー後のメディア向けフォトセッションには、スペシャルゲストの着ぐるみデビ太郎も登場。入退場時には会場の全員が温かな目で見守り、キャスト陣からは「ゆっくりで良いよ。気を付けて」「一歩ずつだよ」「段差があるよ」などの優しい言葉もかけられていました。アクシデントもなく退場すると、客席からは「おー」という感嘆の声と拍手も聞こえてきます。

TVアニメキービジュアルも公開!

続く告知コーナーでは、TVアニメキービジュアルと放送情報が解禁。キャスト陣を代表して、関根さんがキービジュアルの感想を語ります。

関根「すごくいい! 今までのキービジュアルって、最初は真乃が1人で制服を着ていて。次の物はみんなで私服姿だったんです。今回の新しいキービジュアルはみんなで衣装を着ていて。しかも、新衣装の「バース オブ ウィング」。それに、みんなの表情も(前のキービジュアルよりも)強くなっているというか、一人一人が『確信』をつかんでいるような表情になっていて。ぜひ、一人一人をじっくりと観て欲しいです」

そして、最後は登壇した8人全員が客席やライブビューイング会場で見守ってくれたプロデューサーたちに感謝を述べつつ、作品への思いを語りました。

高山「昨年、第1章を公開しまして、第2章、第3章と歩んで参りました。この後、ついに皆さまに第3章をご覧いただけるということをとても楽しみに思っています。アイドルたちが、一歩目を踏み出して、どんな成長を遂げるのかを皆さまに楽しみにしていただきつつ。細かいアイドルの表情であるとか、プロデューサー、はづきさんらアイドルを支える人物などの細かいところまで、ぜひゆっくりと楽しんでいただけたらと思っております。今後、テレビ放送も控えておりますし、ゲームもライブもコミックも、さまざまな形で『シャニマス』を楽しんでいただけるように、これからも努力して参ります。引き続き、皆さま、プロデュースをよろしくお願いいたします」

池田「『シャイニーカラーズ』は6年目ですが、今まで皆さんがプロデュースをしてくださってきたからこそ、こうして第3章の先行上映ができたと思っております。ゲームのみならず、アニメ、コミック、ライブ、グッズなどいろいろなところで、皆さまの日常に寄り添っていければと思います。引き続き、よろしくお願いいたします」

夏目「皆さん、第3章をこれからご覧になるということで、アイドルのみんながどんな風に時を過ごして、どんな輝き、どんなパフォーマンスを1stライブで観せてくれるのか。そこを楽しむポイントの一つとして、観ていただけたらと思います。本日は、ありがとうございました。これからも『シャイニーカラーズ』をよろしくお願いいたします」

芝崎「この(舞台挨拶の)時間はすぐに終わってしまったんですけど、ここからが皆さんにとっては本番だと思います。今、お話ししたことをなんとなく覚えておいていただいて、精一杯楽しんでいただき、最後には涙のプロデューサータワーが立つような一日なっていただければ良いなと思います。それで、和気あいあいと手を取り合って、平和に帰りましょうね(笑)。今日は、本当に貴重な機会をいただき、ありがとうございました」

涼本「『シャニアニ』の告知が出たのは(2023年3月の)5thライブのときだったと思うのですが、私たちはスクリーンの後ろでプロデューサーさんの声を聞いていました。(告知が)公開されたときの「わー!」という声をすごく覚えていて。そこから1年経ってないんですけど、テレビの放送情報も出て、こうやって劇場で皆さんに『シャニアニ』を観ていただくこともできて。1年でこんなにいろいろなことが起こるんだという嬉しさや、約6年間積み上げてきたことを思い返すような時間でした。今、お話ししたことなどを踏まえて、これからの上映を楽しんでいただけたらと思います。テレビが放送される4月ももうすぐなので、そちらも楽しみにしていただけると幸いです。本日は、ありがとうございました」

八巻「最後まで、アニメに関わってくださっている皆さまのこだわりが詰まりに詰まったアニメとなっております。今回は、これから(初めて)ご覧になる方が多いと思うので、まずは全体を楽しんでいただいて。そして、何度も劇場に足を運んでいただき、細かい動きだったり、表情だったり、『こんなポイントがあったんだ』というところを見つけていただけたら、嬉しいなと思います。楽しんでいってください。本日は、ありがとうございました」

近藤「私も『シャニマス』が始まった当初から、いつかアニメ化したら良いなと夢に見ながら一緒に走ってきました。こうやって第3章まで劇場で上映できて、テレビ放送の詳細も発表されて、夢が本当に叶ったんだと改めて実感できたし、その瞬間を皆さんと共有できたことがすごく嬉しかったです。本当にさまざまな展開で『シャニマス』は盛り上がっていますが、その一つとして、アニメが『シャニマス』の魅力をさらに増幅させることができたら良いなと思っておりますので、この後、最初から最後までずっと目をガン開きで観ていただきたいです(笑)。でも、目は大事にしてくださいね(笑)。本日は、本当にありがとうございました」

関根「アニメだけではなく、ゲームやライブなどもすべてそうなのですが、こうして形になったものは、プロデューサーの皆さんとの軌跡でもあると思うので、皆さんにすごく楽しんでいただきたいです。それに、私もこのアニメを通して、また一から真乃と向き合うことができました。第3章ということで、いったんの終着地点のようなものを皆さんに観ていただけると思うので、本当に瞬きをせずに観ていただきたいです。それに、これからの『シャニマス』がさらに楽しみになるアニメになっていると思います。私たちも引き続きアイドルのみんなと頑張っていきますので、プロデューサーさんにも『ついてきて』と言いたいし、ちょっと支えて欲しいなという気持ちもあります。これからも隣で見守ってくださったら、嬉しいです。今後ともプロデュース、よろしくお願いします。アニメ、楽しんでください。本日は、ありがとうございました」

盛大な拍手に見送られながら、キャスト陣、プロデューサーの順に退場。短い時間の中でも登壇者全員が熱い思いを語り密度の濃かった「第3章公開記念舞台挨拶」は終了しました。